今後は、もっと周りの大人にも伝えて行きたい—— ご自身の考えをまとめたり、お嬢さんの要望を引き出すことにfEを活用されてきた、とても興味深いお話しをお聞きしてきましたが、今後は、fEをどのように使って行きたいですか?濱野:今後は、ママ友や友人など、興味を持っている身近な人達に伝えたいです。実際、もうすでに勉強し始めているママ友もいますし、お母さんたちが自然に使えるようになれば、子供を怒る回数もぐっと減ると思います。また、TOCfEのツールは、高い目標を実現することにも大変有効なので、これまで自分には無理だ・・とあきらめてきたことに対して、行動を起こし始める人も増えるのではないでしょうか?—— 「子供を怒る回数を減らしたい」。これは、全国のママたちが願っている事に違いないですね!(笑)濱野:でも、実際にやっていることは、本当にたいした事じゃないんですよ。「凄い事をした」というのではなくて、本当にたわいもない事で、やってみれば、当たり前の事ばかりなんです。—— 濱野さんの今の言葉を聞いて、ゴールドラット博士の言葉を思い出しました。“It is common sense, but not common practice” とビデオの中でもよくおっしゃっていましたよね。聞いてみると、あまりに当たり前なこと、常識的な事ばかり。みんな「なんだこんな事か」と思う。でも誰もやっていない。実際、できない人の方が圧倒的に多い。これは、濱野さんから見て、どんな障害があると思いますか?濱野:TOCfEを普段の生活に取り入れたいのに、上手く行かない・・という人のケースで考えてみると、「TOCfEを取り入れる」ということだけを考えるとつまづきやすいかもしれないな・・と思います。私自身も、TOCfEを学んで、「よし、子育てに使うぞ!」という勢いでやろうとしたら、上手く行かなかったと思っています。でも、困って困って、そういう時にツールを使ってみたので、上手く行ったのだと思います。—— とても大切なことを教えて頂きました。ありがとうございます。
インタビューを終えてインタビューが終わると、濱野さんから「こんな話しで良いんですか?」と言われました。濱野さんのお話しは、本当に日常的な親子の会話が多く、何か大きな変化を巻き起こした・・というようなセンセーショナルな事例ではないかもしれません。でも、これこそが、TOCfEの真髄だと私自身は感じました。“It is common sense, but not common practice”(常識だけれども、実践されていない)。奇をてらった手法ではなく、やってみれば、当たり前の事。だけど、私たちはちっともできていない事。それをすぐに実践された濱野さんのお話しには、学ぶ事がたくさんありました。■今回お話しを伺った方のご紹介濱野繭子 様株式会社グローバルブルー 執行役員Facebook:https://www.facebook.com/mayuko.hamano■聞き手吉田裕美子NPO法人教育のためのTOC日本支部 理事Facebook:https://www.facebook.com/yumiko.yoshida
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